眼の後遺障害について

18 眼.jpg    交通事故が原因で、視力が低下したり、失明するなど、眼に後遺障害を負ってしまうケースがあります。眼の後遺障害は、大きく2つに分類できます。

眼の後遺障害の分類

眼球の障害 視力障害、調節機能障害、運動障害、視野障害
眼瞼の障害 欠損、運動障害

眼球の後遺障害、眼瞼の後遺障害の認定基準はそれぞれ以下のとおりです。

眼球の後遺障害の認定基準

1)視力障害

等級 認定基準
1級1号 両眼が失明したもの
2級1号 1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの
2級2号 両眼の視力が0.02以下になったもの
3級1号 1眼が失明し、他眼の視力が0.06以下になったもの
4級1号 両眼の視力が0.06以下になったもの
5級1号 1眼が失明し、他眼の視力が0.1以下になったもの
6級1号  両眼の視力が0.1以下になったもの
7級1号 1眼が失明し、他眼の視力が0.6以下になったもの
8級1号 1眼が失明し、又は1眼の視力が0.02以下になったもの
9級1号 両眼の視力が0.6以下になったもの
9級2号 1眼の視力が0.06以下になったもの
10級1号 1眼の視力が0.1以下になったもの
13級1号 1眼の視力が0.6以下になったもの

2)調節機能障害

等級 認定基準
11級1号  両眼の眼球に著しい調節機能障害を残すもの
12級1号  1眼の眼球に著しい調節機能障害を残すもの

3)運動障害

等級 認定基準
10級2号 正面を見た場合に複視の症状を残すもの
11級1号 両眼の眼球に著しい運動障害を残すもの
12級1号 1眼の眼球に著しい運動障害を残すもの
13級2号 正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの

4)視野障害

等級 認定基準
9級3号 両眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの
13級3号 1眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの

眼瞼の後遺障害の認定基準

等級 認定基準
欠損に関すること
9級4号 両眼の瞼に著しい欠損を残すもの
11級3号 1眼の瞼に著しい欠損を残すもの
運動障害に関すること
11級2号 両眼の瞼に著しい運動障害を残すもの
12級2号 1眼の瞼に著しい運動障害を残すもの
13級4号 両眼の瞼の一部に欠損を残しまたはまつげはげを残すもの
14級1号 1眼の瞼の一部に欠損を残しまたはまつげはげを残すもの

 眼の後遺障害において、最も注意しなければならないことは、外傷に起因する他覚的所見によって、後遺障害の存在を証明しなければならないことです。そのため、眼の後遺障害において適正な後遺障害等級の認定を受けるためには、眼の後遺障害に詳しい医師の下で通院をし、後遺障害診断書を作成してもらうことが重要です。

 また、頭部外傷によって視神経に影響が起こり、眼の後遺障害になることもあります。つまり、適正な眼の後遺障害の認定を受けるためには、眼科だけでなく、神経内科や脳神経外科での診察も必要になります。
 
 このような点に十分注意しながら対応しなければ、眼の後遺障害において適正な等級認定を得ることは難しいと言えます。

他の後遺障害についてはこちらをご覧下さい

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